カテゴリ:不動産売却動画 / 投稿日付:2024/05/12 09:23
価格変更のタイミングについて解説しています。
売却中の物件の価格を変更する時に気を付けておくことはありますか?
まずは依頼されている不動産会社がしっかりと営業活動をされているのかを確認する必要があります。
しっかりと営業活動をおこなったうえで、お問合せやご案内の件数が少なければ価格を下げるという判断になりますので、むやみに価格を下げることはしないように気を付けていただきたいです。
一般的に営業活動はどれくらいで一通りのことができるのですか?
概ね一カ月です。ポータルサイトへ掲載し、不動産を探している方に直接アピールしたり、REINSという不動産会社が見れるサイトへ掲載し、他の不動産会社を通じて探している方にもご紹介されます。
もちろん自社にご登録いただいているお客様へもご紹介しますし、チラシでの広告活動をする会社もあります。それらが一定範囲まで告知できるのに一カ月くらいです。
値下げをする場合はどれくらい下げるのですか?
例えば2,000万円の査定価格に対して、2,280万で売却スタートした場合、1カ月間売却活動をした結果
ご案内の数等の買主候補の引き合いが想定より少なければ、概ね5%の100万円値下げすることを提案します。
けっこう大きく値下げするんですね!?
確かに大きく下げることになりますが、最終的に価格交渉が入ることも多いですので、その幅よりも大きく下げないとインパクトが弱く、例えば50万円の値下げでは引き合いに変化があまりありません。
改善されなければ意味がないですもんね。
そうなんです。その後にさらに50万円下げて、合計100万円の値下げをしたことになっても、市場の中では2230万円の物件が2180万円になったと認識されますので、効果が薄いです。
なるほど。だから最初から5%の提案なんですね。
もちろんできるだけ高く売却できるように進めているのですが、そのために大きく値下げするんです。
1カ月で5%下げて、その後も売れなかった場合はさらに値下げするんですか?
そうご提案することが多いです。
その時期になると、元々の査定金額を忘れてしまいがちなのですが、査定金額ぐらいまで下げることを提案します。
確かに私も今すでに査定金額を忘れてました。
今お伝えしたのは一例にすぎませんし、もちろん売主様のご都合もそれぞれありますので、柔軟に対応させていただきますが、一つご注意いただきたいことがあるんです。
どういったことですか?
売却の担当者は無意味に値下げを提案しているわけではないということです。
安く売ろうとしているのではないか、と思われたりするのですが、お気持ちはわかりますが、ご売却を担当している不動産会社は、できるだけ高く売却できるように努力をし、それでもご売却ができなかった場合に値下げの提案をさせていただいているんです。
高く売れた方が仲介手数料も入りますもんね。
確かにそうかもしれませんが、一番はご売却を任せていただいた責任がありますので。
お話をまとめますと、査定額に対して10%上乗せした場合、値下げのタイミングとしては1カ月毎に提案させていただき、概ね5%程が目安ということ。できるだけ高値でご売却する為に努力もした上でのご提案ということです。
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