カテゴリ:不動産売却動画 / 投稿日付:2024/06/08 10:09
借地権付建物を売却する場合の注意点を解説しています。
相続により、借地権付き建物を取得したのですが売却はできるのでしょうか?
はい、結論からお伝えすると売却はできます。ただ注意が必要です。
それは何ですか?
借地権付き建物を売却するなら、地主に承諾をもらう必要があります。
また、承諾をもらうだけでなく、借地権付き建物を売却する際には承諾料の支払いが必要となってきます。
え!?承諾料を払わないといけないんですか!?
そうなんです・・・理由は、新たな借地権取得者が毎年地代を支払ってくれる保証はないので、そのリスクに対して支払う必要があります。承諾料は地主と相談するなどして決めますが、一般的には借地権価格の5~15%程度です。
分かりました。承諾を取ったら後はどのような流れですか?
主な売却方法は2つあり、
1、借地権付き建物として売る
2、土地所有権とセットで売却する
あとこちらは承諾は必要ないですが「土地所有者に売却する」です。
一つ目の「借地権付き建物として売る」はどういったものですか?
通常の戸建て住宅などと同じように売却する方法です。
不動産会社と媒介契約を結び、借地権付き建物を売却します。売却活動の時期や販売価格を自身で決めることができ、自由度の高い販売方法になります。
それだと分かりやすくていいですね。
はい、ただし、土地を合わせて購入できる中古物件などがライバルになるので、売却額を値下げしなくてはいけない場合が出てきたり、売却期間が長引くこともあるでしょう。
確かに土地がついている物件がライバルになると考えるとすんなり売却・・・とはいかないでしょうね・・・
そうですね・・・次に2つ目の「土地所有権とセットで売却する」ですが、まず最初に地主から底地権を購入し、所有権を完全に取得したうえで第三者に売却する方法です。
先ほどの地主に買ってもらう・・の逆でこちらが底地を購入するという事ですか?
はい、地主を説得し、土地と建物セットで売却できれば、その土地の所有権を丸ごと売ることになるため、より売りやすくなります。借地権と建物をセットで売却するよりも、所有権を丸ごと販売するため不動産価値は高くなり、より高値で売却することができるのがメリットです。
確かにこれだと、売却がしやすそうですね!
ただ一時的に底地権を購入する為の資金が必要になるという事ですよね・・・
そうですね、この部分はデメリットになるかもしれないですね。最後の「土地所有者に売却する」ですが、これはそのままの意味で第三者の買主を探すのではなく、地主に建物を買ってもらう方法です。仲介のように買主を探す必要がないので、早く売却活動を終えることができるというメリットがあります。
たしかに地主に買っていただけたら一番楽かも!
ただ、地主が借地権を取り戻すつもりがない場合もありますし、貸しているという立場にあり価格交渉の話し合いがなかなか終わらないという可能性もあります。地主に話を持ちかけるのは良いと思いますが、最初から当てにはしないようにしておいた方が良いですね。
まぁ、そんなうまい話はないですよね・・・(ガックシ)
借地権付き建物は通常とは条件が異なる不動産です。そのため売却しづらいということもあるでしょう。しかし、借地権であれば土地に関する税金がかからないなどのメリットもあります。そのようなメリットも活かして売却活動を進めていくと良いですね
たしかに、そういう見方もできますね!
はい、売却活動をサポートし、売却に導いてくれるのは不動産会社です。確実に借地権付き建物を売却したいなら、良い不動産会社を味方につけて売却活動を行うと良いでしょう。
分かりました!ありがとうございます!
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